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妊娠の影響について


すべり症は主に腰や首といった背骨に発生する病気で、よく高齢者の方が発症すると思われがちですが、実は妊娠中の妊婦さんにもよく発症します。

その理由は至って簡単で、妊娠中はお腹の中に赤ちゃんがいますので、順調に育てば2~3キロの重みを常にお腹の中に入れているのと同じ状態になります。また、赤ちゃんがお腹にいる間は、腰痛では禁忌の腰を反っている状態が長い間続きます。

この腰を反った状態を長い間続けていると、腰椎には嫌でも負担がかかり続けることになり、それに加え胎児の重さも腰椎に負荷をかけますから、すべり症になりやすいのです。

胎児の重さとしては、最初は大したことありませんが、胎児がお腹の中で大きく育つにつれて、妊婦さんの腰には徐々に負担がかかってきます。

また、胎児が大きくなるにつれ、腰に掛かる負担は妊娠していない状態よりもはるかに大きくなる上、ボディバランスの変化により一部の椎骨にのみより大きな力が加わることになります。

そうなると、すべり症になる確率はさらに大きなものになります。更に、出産時にも腰には相当な負担が掛かるので、臨月になるまで腰に異常は無かったという人も油断は禁物です。

こうした妊娠が関係する腰のトラブルは非常に多く報告されており、すべり症だけでなく、椎間板ヘルニアや分離症といった症状を訴える方も非常に多いです。統計を取ると、妊婦の実に8割以上は、出産をきっかけに腰痛になってしまったとデーターがあるくらいです。

すべり症のみならず妊娠中の腰痛全般を予防するには、毎日自己管理を徹底して、身体を動かしたり、体重のコントロールをすことが重要です。

特に妊婦さんは胎児に栄養を与えなくてはならないために、色々なものが体が欲してきます。よく聞くのが甘いものが食べたくなったり、すっぱいものが食べたくなったり、これは自然のことです。

ですが、ここで大事なのがその欲求を上手くコントロールすることです。体重が増加すればするほど、腰椎にかかる負担は大きくなります。しかし、栄養を摂取しないことも胎児には良くありません。

ここのバランスがとても難しいのですが、もし悩んだら通っている産婦人科の医師に相談して、上手くバランスを取る方法を考えてみてもらってください。

そして、腰椎に掛かる負担を少しでも減らすためには、筋力トレーニングなどをして、腰椎に掛かる負担を分散させる環境作りを怠らないように、予防を心掛けます。

妊娠中は何かと苦労することが多く大変かと思いますが、元気な赤ちゃんと自分の健康のためにも、自己管理を徹底していき、元気な赤ちゃんを生める環境を自分で作っていくように努力してみてください。

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