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大腿骨頭すべり症


すべり症といえば、腰の病気というイメージが強いのではないかと思います。実際すべり症患者のほとんどは、腰に痛みを訴えて病院に通っていますが、中には脊椎以外の箇所に発生するケースもあります。

それが「大体頭骨すべり症」と呼ばれる、股関節に発生するすべり症です。大腿骨頭すべり症の患者の多くは、まだ成長期が終わっていない子供に多く発症します。

では何故、子供に大腿骨頭すべり症が多いのかというと、人間の骨や筋肉は子供の内はまだ十分に育ちきっておらず、それほど強い衝撃や負荷を吸収することができません。

そのため激しすぎる運動を行うと、大腿骨と骨盤の間にある骨端線という軟骨が本来あるべき箇所からずれてしまうことがあります。それが大腿骨頭すべり症で、発症すると股関節に痛みが出て思うように歩けなくなってしまいます。

大腿骨頭すべり症は外部からの激しい衝撃によって発症する急性型と、生まれつき骨端線が弱かったり、肥満気味のために徐々に骨端線が削れていく慢性型とがあり、それぞれ治療法が異なります。

急性型の場合は、牽引器具などを利用して、ずれた骨を元に戻してギプスなどで固定し、慢性型の場合は手術による治療が必要になります。術後はどちらも安静治療とリハビリを繰り返すことで、少しずつ元の状態に戻していきます。

そして、リハビリで一番大事なのは股関節周りの筋力強化です。筋力がまだ発達していない子供にはなかなか大変な作業ではありますが、これを怠るとなかなか完治させることができません。

また、大人になって股関節が外れやすい体質になってしまうこともあります。ですので、もし子供が発症してしまった場合は、ご両親がサポートしてあげながら、一緒になってリハビリをしていくことがとても大切です。

大腿骨頭すべり症は治療が遅れてしまうと将来思うように歩けなくなる可能性が出てきます。そうならないためにも子供に異常を感じた時は、すばやく対応できるようにしておくことが大事です。

中川式腰痛治療法