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高齢者に多い理由


ぎっくり腰と言った、急性な痛みを伴う腰痛とは異なり、すべり症や分離症は、一般的に高齢者の方が多く患いやすい病気です。これにはこれらの病気の原因が深く関係してきます。

すべり症を患うことになってしまう原因として、人間の体の中で靭帯組織や椎間板と言った部分が、加齢とともに経年劣化してしまうことが挙げられます。

この身体の組織の劣化により、それまでは十分耐えられるはずだった負荷が過負荷となってしまい、大きな負担がかかってしまいます。歳をとってきているのに若い頃のように無理をしてしまうと、腰椎がすべるという状態に陥りかねません。

もし、年齢が若ければ、身体の組織も若く健康であれば靭帯も十分な丈夫さを有し、それでいて柔軟性も持っています。このような状態であれば、例え大きな負荷がかかり腰椎がすべるという現象が生じた場合でも、元に戻すということが可能です。

しかし、加齢が進み、身体も衰えていくとそうはいかず、柔軟性を失った腰椎部分が一度すべると、元に戻すことがなかなか出来ずに、すべった状態のままになってしまうのです。

このような理由から、多くの高齢者がすべり症になってしまうのです。しかし、若いからといって、腰に大きな負荷がかかるような活動をすると、すべった状態が戻らなくなってしまうケースがありますので、その点も注意が必要です。

また、すべり症の特徴としては、いきなり激しい痛みなどが現れるのではなく、加齢とともに症状が進行し、なんとなく感じる違和感から、いつしか慢性痛へと繋がっていきます。

実はここがやっかいで、本人の自覚症状がない状態で、症状が進行してしまっていることが多くあるので、高齢者の方は腰に痛みなどを感じたら、年のせいだからと放置するのではなく、出来るだけ早く、診察を受けることが大事です。

また、腰椎がすべる際に神経を圧迫してしまうと、坐骨神経痛や椎間板ヘルニアを同時に発症してしまう可能性があります。

すべり症はこのようなメカニズムで発症していきますので、高齢者の方は激しい運動や無理は出来るだけしないように常日頃から心がけることが大切です。

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