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症状について


すべり症は中高生に最も多く見られる症状です。正常な状態では腰椎を支えている筋肉や靭帯、椎間板などが疲労、悪い姿勢を続けることなどによって、柔軟性や強度を失い、その結果、少しずつ腰椎が前方または稀に後方に滑ってしまいます。

ぎっくり腰のような急激な痛みが急性期には多く見られます。急性期の場合、筋肉が即座に正常な状態へと戻そうとリアクションしますが、このときに戻す力がないとすべり症になってしまうことがあります。

またこの時、筋肉は炎症などを起こしてかなり強い痛みをもたらします。また、慢性期になりますと、患部の通る神経を圧迫することによる、神経症状が主なものになります。

急性期にはそれほどの痛みがあっても、慢性期の重さやだるさといった突出した痛みでない症状を我慢し続けることで、治療を遅らせてしまうケースも多くあります。

このように、腰に対する痛みは神経圧迫と筋肉疲労が原因となります。慢性期でも始めのうちは腰の痛みだけがあるというケースが多く、また多くの患者さんは保存治療で痛みを緩和させることを試行します。

安静にすることでそれほど進行することはないですが、放置して進行しますと、下肢にも痛みやしびれが出始めます。このような症状がもし出たのであれば、日常生活もほぼ自力で全てをこなすことは出来なくなります。歩行障害に至れば手術も検討します。

診断をされても、痛みが無い方も多くいらっしゃいますが、この場合、もっとも多い原因は筋肉が立派に鍛えられていることで、十分に骨をサポートしている状態である、ということが言えます。

ですので、改善するには腰椎周りの筋肉を発達させる必要があります。しかし、急性期の場合は痛みが激しいことが多く、筋力トレーニングなどのリハビリを行うことはほぼ困難です。

その場合、まずは痛みがある程度引くまで、安静にしていることが求めらますが、いつまでも安静にしている腰椎周りの筋力が弱り、腰部をサポート出来なくなってしまいます。

そうすると、症状の悪化に繋がっていく恐れがあるので、痛みが引いたら出来るだけ早くから腰椎周りの筋力強化をすることが求められます。

また、腰椎のすべり症は坐骨神経痛に進行する場合が多く、これはすべってしまった椎骨が脊椎から伸びている坐骨神経を圧迫してしまうのが原因です。

このように体の状態が変化したという場合には急いで医師に診断を仰ぐことが必須です。また、症状が緩和した場合には効果的なリハビリをするチャンスと言えます。

中川式腰痛治療法