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運動について


腰椎すべり症の治療では、安静にすることが大切です。しかし、コルセットなどを常に装着していると、次第に腰椎周りの筋肉が衰えてきて、腰椎すべり症を増長させてしまう大きな原因となってしまいます。

このことから、治療の過渡期、腰椎すべり症の痛みが薄れてきた段階においては、運動によるリハビリを取り入れることが大切です。特に腰椎周りの腹筋や背筋を鍛える運動をすることで、衰えてきた腰椎を充分にサポートできるようにすることが必要です。

腰椎すべり症には、腹部の圧力が関連性が高いと言われます。腰椎は腹圧で安定を保ち、この圧力は腹直筋、左右の側腹筋などの腹筋、背筋群の筋力により一定に保たれていますが、これらの腹筋や背筋群が弱くなると腹部の圧力が下がってしまって、腰椎を支えきれなくなってしまいます。

腹筋とはいっても、一般的なスポーツ選手がするような基本方法ではなく、仰向けになって腰椎すべり症の痛みが感じない程度に鍛えていくというのが、主なものです。ここでは無理のない腹筋運動の仕方をご説明したいと思います。

まず、仰向けに寝ていただき、脚を90度に曲げます。そして、手は胸の上にクロスするように持ってきます。そして、そこからおへそを見るようにして、ゆっくりと腹筋運動をします。

この時、大事なのが勢いをつけて起き上がらないようにすることです。勢いをつけて上ろうとすると、腰椎に負担がかかり、返って腰椎すべり症を悪化させるという状態になってしまうこともありますので、注意してください。

そして、もう一つ大事なことが、腹筋の収縮運動を常に感じながら、ゆっくりとした動きで行うということです。もし、腹筋運動をするのであれば、今お伝えした注意点を意識しながら行うようにしてください。

また、腰椎すべり症では腰椎、腹筋、背筋の関係が重要となりますので、背筋が弱い方、腹筋が強く背筋が弱い傾向にある方は背筋を鍛えることも必要です。

腹筋や背筋はヘルニアでも鍛えるように指導されることが常です。自分の腰椎すべり症の症状に合った、最適な方法を見つけて、継続させることが大切です。

腰椎すべり症ばかりでなく、長期の腰痛全般に優れた効果があるものとして、水泳が上げられます。水泳といっても、本格的に泳ぐばかりではなく、水中歩行なども一般に多く取り入れられます。

水中はアルキメデスの法則によって体重分の浮力を得ることができますので、その分、腰椎への負担もゼロに近くなるということができます。

バランスを取るためには水に慣れる必要がありますが、30分もつかっていればコツを掴むことができ、泳ぎが好きな方にとってはとても有効です。

しかし全身の力をフルに使って泳ぐようなことは避けるべきで、自然に楽しく泳ぐようにできるだけリラックスすることが大切です。

中川式腰痛治療法