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治療について


腰椎すべり症では、まず正しい診断をつけることから始まります。看護師さんや医師との問診、反射テストや筋力テストなどの神経学的な所見を行っていきます。

また、自覚症状や体力の測定など、多角的なデータを収集し、レントゲンやCT、MRIなどの画像検査の結果と一致がある場合、腰椎すべり症と確定診断されます。

その後は、医師に診断結果を解説されながら、患者さんの要望なども的確に取り入れることを考慮した上で、腰椎すべり症の治療方法が決定されますが、基本は保存療法になります。

また、特に腰椎すべり症の患部に痛みを発症しないように、安静にすることの厳守が必要になります。しかし、安静にしているのは急性期の痛みが酷い場合のみで、その後は運動療法などにより、腰椎周りに筋力をつけていくことが求められます。

しかし、がむしゃらにトレーニングを行ったところでは、かえって腰椎すべり症が悪化してしまうことが多々ありますので、必ず専門家の指導の下、行うようにします。そして、ある程度筋力をつけることが出来たら、生活の改善などを指導していきます。

姿勢が極端に悪い、など生活態度、習慣によって悪影響を及ぼすと判断した場合、生活改善の指導によって根本的に生活の仕方を改善して自然治癒を試行します。

主な指導項目は、歩き方から、椅子の着席の仕方、座位から立ち上がる際の手順、階段の使用方法などが挙げられます。生活習慣の他として仕事による腰椎への負荷が大きい場合には、コルセットをしながら作業をしたりするように指導をします。

比較的軽度の痛みの場合では、理学療法として湿布を貼ったり、コルセットを装着して患部の安定化を図ります。薬物療法で主に鎮痛剤などを投与して痛みを抑えます。

痛みが激しい場合は、神経ブロック注射を患部に施術し、痛みの軽減と同時に血行を高め、長時間の改善など、自然治癒を期待します。神経ブロックは副作用がほとんどなく、ほぼ一回の処置で改善したという例も多くあります。

保存療法は根本的な治療方法ではありませんが、主に痛みを取り除き、安静にすることによって自然治癒の効果が期待されます。やはり、根本から腰椎すべり症を治すには、腰椎周りの筋力強化が必須になってきます。

また、痛みを取り除くことで、その後、改めて無理なく方針を考えることができるようになることも期待されます。また、手術に至るのは、腰椎すべり症がかなり重度の症状になったケースのみ、ということになりますが、あまりお薦め出来ません。

腰椎すべり症の手術は再発するリスクが十分にあると考え、そのリスクを理解した上で受ける必要があります。そのリスクを理解しないで、腰椎すべり症の手術を受けてしまうと、後々後悔することになりますので、注意するようにしてください。

中川式腰痛治療法